注文住宅・建築実例 | 山梨の工務店

半世紀前のビルを現代のニーズに合わせた複合ビルに

2025.08.20 IROHA CRAFT/株式会社アトリエいろは一級建築士事務所

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地域に愛されたシンボル「アメリカヤ」の再生

1967年に建設され、喫茶店や土産物屋、旅館などが入居していたビル「アメリカヤ」は、半世紀にわたり韮崎中央商店街のシンボルとして地域に親しまれてきました。ここ15年間空きビルとなっていたこの場所が、地域の記憶を大切にしながら、新たな複合施設として2018年4月8日に見事に復活を遂げました。4Fは「IROHA CRAFT」の事務所にもなっています。

9つのテナントブースと広いコミュニティスペースで構成された5階建ての複合施設として再生されました。

歴史と現代が融合する空間づくり

リノベーションにあたり、防水、電気、給排水といったインフラを整備。屋上の看板やらせん階段など、かつての「アメリカヤ」の面影は、建物の随所に意図的に残されています。半世紀にわたる歴史を感じさせながらも、現代的な利便性を兼ね備えた空間が実現。新旧の魅力を融合させることで、訪れる人々に懐かしさと新鮮さを提供しています。

人々をつなぐコミュニティーの場へ

ビルの5階には、景色を眺めながら誰でも自由に利用できるコミュニティースペースを設置。老若男女問わず地域の人々の憩いの場となっています。また、レコード鑑賞会やパブリックビューイングなど多様なイベントも開催。一度はシャッター商店街と化した街が昔の賑わいを取り戻し、「アメリカヤ」は、人と人、そして人と街をつなぐ新たな拠点として、その歴史を刻み始めています。

15年の空白を経て「アメリカヤ」が復活。ビル横には地下300mから自噴する鉱泉があり、通称「延命の水」と呼ばれていました。それを凍らせてつくった風船のアイスキャンディが飛ぶように売れ、そうして建ったのが「アメリカヤ」とのことです。「延命の水」は今も枯れることなく、当時の水質も健在。現在の「アメリカヤ」でも使われ続けています。

韮崎市「アメリカヤ」

建築工法	RC造

延床面積	380.51㎡（115.10坪）

この家のデザイン・特徴

カフェヴィンテージアンティークコンクリートアメリカン昭和レトロ吹き抜けリノベーション古民家再生屋上照明計画

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この記事を書いたIETOリポーター

住宅情報誌の発行に携わり、約15年。これまでに約1,000棟のお家を取材しました。工務店のすてきな家づくりを皆さまに知ってほしい、後悔のない家づくりをしてほしい、そんな思いで紹介しています。工務店には直接聞きづらいことも、お気軽にお問い合わせください！

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工務店情報

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住所	韮崎市中央町10-17 アメリカヤビル4F
電話番号	0551-45-7162
営業時間	9：00 ～ 18：00
定休日	不定休
エリア	山梨県内全域（一部地域を除く）、長野県の一部
設立	2010年
従業員数	8名