くつろぎとのびやかさを感じる 中庭を囲む大屋根の家

自然と共生する、静寂の邸宅。

センターコートが生み出す、開放的な暮らし

市街地の喧騒を離れた、清らかな用水の流れる地。悠々とした大屋根の邸宅は、緑豊かな木々に囲まれて、昔ながらの集落に溶け込みます。素材選びにも施工の仕方にもこだわりを持っていたМさんが、ようやく理想とするものに出会えたというのが「設計工房 枻」によるプランニングでした。「大きい車が2台入るガレージが欲しい」という要望を元に、全体のプランニングについては設計士の感性を信頼し、全てをゆだねたそう。そしてできあがってきたファーストプランは、「どうしてここまで私の気持ちを知っているのかと思うほど」完璧に望み通りのものだったといいます。「枻さんにお願いして本当に良かった」との言葉に、深い満足が込められていました。

のびやかさの中にも落ち着く居場所を

南に向いた敷地ですが、プライバシーと景観を考慮し、あえて南面を閉じる設計に。広い玄関ポーチとインナーガレージの奥にセンターコートを設け、メインの居室はこのコートに向かって気持ちよく開かれます。光降り注ぐのびやかな吹き抜け部に対比して、板張り天井の下はあたたかな照明が映える落ち着いた雰囲気。無駄を削ぎ落としたスケルトン階段の造形が、上質な家具やキッチンと共にリビングに華を添えています。

建物と庭とを一体に設計

周囲は昔ながらの集落であることから、景観への調和やMさんからの要望を踏まえ、和風の佇まいに。前面道路が狭いため、プライバシーの確保や敷地と建物のバランスなどを考え尽くした結果、道路側の南面は閉じ、たくさんの樹木を植え込んだ広い庭を造ることで、低く安定した大屋根の住まいとの見事な調和を生み出すと同時に、程よい目隠しとしての機能も持たせました。

この家のデザイン・特徴

この記事を書いたIETOリポーター

住宅業界に携わり約4年。 これまで色々なお家や施工中の現場を見てきました。 家づくり学校での接客経験を生かし、本当に知りたい、リアルな情報を第三者目線からお届けします。 気になることや聞いてみたいこと、何でもお気軽にご相談ください！

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