木陰のすずしさと陽だまりのぬくもりを
家のあちこちに心地よい居場所
あたたかみと落ち着きを感じるLDKのひととき
もともと「近藤建設興業」のショーハウスだった建物が販売され、見学に訪れたTさん。長い間家づくりの検討をしていましたが、「一瞬で『ここに住みたい!』って、家族全員の気持ちが一致したんです」と奥さま。想いかなって、新しい暮らしが始まり、ちょうど1年。細部まで配慮の行き届いた住まいは、そこかしこに心地良い居場所があるそう。例えば冬の午前中、南東から低く差し込む光が畳の一角に日だまりをつくります。お子さまはいつの間にかそこに机をもってきて、穏やかな時間を楽しんでいるのだそう。日が暮れれば、窓からこぼれる灯が「おかえり」と家族の帰りを出迎える。LDKはあえて全体を明るくせず、間接照明によって片隅にほのかな暗がりをつくることで、空間に静かな落ち着きをもたらしています。




パッシブデザインの真髄が伝わる
冷え込んだ冬の朝、窓際の陽だまりはもちろん陽の届かない部屋の奥でも、暖房は入れていなくても足元からほのかなぬくもりが感じられます。実際に測定すると、室温と床の表面温度はほぼ同じ21℃前後。基礎断熱をしっかりして足元を冷やさなければ、室温を上げなくても十分暖かく感じるとのこと。「この場所に吹く季節ごとの風向きを調べて、窓の位置や開き方を決めているんです」と近藤社長。自然の力を取り込む家づくりは長年の経験と勘に基づくところが大きいですが、ここでは室内環境の暖涼感をシミュレーションソフトにより、きちんと室温として数値で実証していることが大きな特徴です。夏はさわやかな風が通りサラリとした空気になります。











岡山市Tさま邸
家族構成 | ご主人、奥さま、お子さま2人 |
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建築工法 | 木造軸組パネル工法 |
土地面積 | 249.14㎡ (75.36坪) |
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延床面積 | 119.24㎡ (36.07坪) |
この家のデザイン・特徴

住宅情報誌の発行に携わり、約15年。 これまでに約1,000棟のお家を取材しました。 工務店のすてきな家づくりを皆さまに知ってほしい、 後悔のない家づくりをしてほしい、そんな思いで紹介しています。 工務店には直接聞きづらいことも、お気軽にお問い合わせください!