やわらかな陰影の中に息づく 静かなぬくもり
緑と光が織りなす静謐の家
プライバシーを守りながら開放的な雰囲気を
通りからの視線を避けるため横入りになった玄関。豊かな植栽と軒の鎖樋がアプローチに風情を添えています。キッチンの窓いっぱいに、向かいの神社に茂る森の緑が映っています。反対側の南面に目を向ければ、4面にわたる掃き出し窓から広く中庭が続き、塀の外には青い空。実は周囲に商業施設の立ち並ぶ幹線道路沿いの立地ですが、豊かな植栽と工夫された間取りで、外部の視線を気にせず、穏やかな暮らしを送れます。
コの字形の北外観。軒天はあえて天然木ではなく白ボードを選び、すっきりとした印象です。
家族の気配を感じる穏やかな空間
南面の中庭を、LDKとスタディーコーナーがコの字に囲んでいます。真ん中のキッチンからは、お子さまがリビングを駆け回る姿も、カウンターで絵本に夢中になる姿もほほ笑ましく眺められます。窓越しにふと目が合って手を振り合うのも楽しいですね。休日、ご夫婦で協力し合って家事を済ませた後、ダイニングでほっとひと息つくのが至福の時間。くつろぎのひとときに、南北の窓から柔らかな光が差し込みます。
キッチンに立てば、中庭も遠くの空も、窓越しのリビングや子ども部屋も気持ちよく見渡せすことができます。
モダンであたたかなインテリア
インテリアは天然木の質感を大切にしながらもナチュラルに寄りすぎず、モダンな印象にまとめたのがTさんらしさ。キッチンや床材などの濃淡のグレーと、白い塗り壁の陰影とが美しいモノトーンのグラデーションを描き、あたたかな家族の姿を引き立たせます。
好みのイメージを実現するため、天然木とグレー色のバランスは特に慎重に検討を重ねたそう。
カウンターと背面の本棚を造作したスタディーコーナー。通りすがりにちょっと腰掛けて外を眺めるのもいいですね。
塗り壁の独特の陰影が美しい玄関。斜めになった上り框が、右手のリビングへと自然に導きます。
倉敷市Tさま邸
家族構成 | ご主人、奥さま、お子さま2人 |
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建築工法 | 木造軸組工法 |
土地面積 | 339.94 ㎡(102.83坪) |
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延床面積 | 112.83 ㎡(34.13坪) |
この家のデザイン・特徴
住宅情報誌の発行に携わり、約15年。 これまでに約1,000棟のお家を取材しました。 工務店のすてきな家づくりを皆さまに知ってほしい、 後悔のない家づくりをしてほしい、そんな思いで紹介しています。 工務店には直接聞きづらいことも、お気軽にお問い合わせください!