民藝とコケ玉のある暮らし
「用の美」と共に暮らす、和モダンの平屋住まい
和の趣が感じられる、バイカラーの外観デザイン
定年後のご夫婦とお母さまの3人が暮らす平屋の住まいは、お互いのプライバシーを尊重しつつ、楽しく過ごせる工夫が随所に施されています。扉も全て引き戸で対応し、老後の暮らしに備えた万全の体制。外観は岡山ならではの本焼き板を使って山際の湿気にも耐えうる外装とし、和の趣を残しつつ現代的なデザインに。室内は自然素材をふんだんに取り入れ、和モダンな空間を演出しました。


和と洋のバランスが美しい、こだわりの内装
室内に広がるのは、和モダンを基調とした落ち着きのある空間。自然素材をふんだんに使用し、リビングに隣接する畳コーナーも違和感なくなじむよう工夫されています。キッチンからは、リビングやダイニングをすっきりと見渡せる設計で、家族の交流を深める場として機能。また、リビングには飾り棚を取り入れ、ディテールが空間に個性を与えてくれます。住む人の趣味や暮らしの楽しさが感じられる住まいです。


手間暇の魅力が詰まった、民芸品の飾られた空間
機能的な回遊動線の中にそっとコケ玉が潤いを添える、植物との豊かな共生に安らぎが生まれます。併せて、随所に見られる民芸品のディスプレイは、ご夫婦のこだわりが光るポイント。リビングの飾り棚には、趣のある器や工芸品がさりげなく飾られ、「用の美」を感じさせる空間に仕上げられています。さらに、モザイクガラスの窓から差し込む光によって、民芸品の彩りが引き立てられている様子も美しく、心が和む眺め。庭にはコケ玉の盆栽も配置し、内も外も好きに囲まれた住まいに。便利な現代の暮らしの中で、あえて手間暇をかけた「本物」の品々が日々の生活を豊かに彩ります。


Nさんが地元・倉敷に帰省されてからは、今までのキャリアを生かして「倉敷グリーンファーム」という事業を立ち上げ、コケ玉と地元民藝とのコラボレーションを通じて環境負荷低減の活動をされているのだそう。









倉敷市Nさま邸
建築工法 | 木造在来工法 |
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土地面積 | 316.88㎡(95.85坪) |
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延床面積 | 102.06㎡(30.87坪) |
この家のデザイン・特徴

住宅業界に携わり約4年。 これまで色々なお家や施工中の現場を見てきました。 家づくり学校での接客経験を生かし、本当に知りたい、リアルな情報を第三者目線からお届けします。 気になることや聞いてみたいこと、何でもお気軽にご相談ください!