回遊する招きのマンションリノベ

天井高を生かした立体収納が実現する、ゆとりのLDK

リノベーションを機に断捨離を決意したNさん一家のために、縦の次元を最大限に活用した収納計画を立案しました。天井までの高さを生かした造作収納を適所に配置することで、74.54㎡（22.54坪）の限られた床面積でも、広々としたリビングダイニングを確保しています。寝室や子ども部屋は必要最小限の広さに抑え、家族が集う中心部にゆとりを持たせた設計です。ヘリンボーン張りのフローリングが、視覚的な変化と遊び心を演出しています。

鉄板仕込みのダイニングと、木製ルーバーが織りなす機能美

問屋町の「SOWEL」製フルオーダーシステムキッチンを中心に、調理から食事までがシームレスにつながる設計を実現しました。ダイニングテーブルには鉄板を仕込み、家族で鉄板料理を囲む楽しみを日常に取り入れています。天井に設けた木製ルーバーは排気ダクトを巧みに隠しながら、抜け感を生み出し圧迫感を払拭。回遊性のある動線が、キッチンからリビング、各部屋へとスムーズな移動を可能にしています。

成長に寄り添う可動間仕切りと、鏡面仕上げの玄関演出

子ども部屋には可動式間仕切りを採用し、成長段階に応じて個室にも開放的な一室にも変化させられる柔軟性を持たせました。玄関ホールの収納扉は全面鏡張りとし、視覚的な広がりを創出しています。鏡面が空間を2倍に見せる効果により、限られた面積でも圧迫感のない、明るく開放的なエントランスを実現。必要な場所に使いやすい収納を配置する設計思想が、日々の暮らしに快適さをもたらしています。

この家のデザイン・特徴

この記事を書いたIETOリポーター

住宅業界に携わり約4年。 これまで色々なお家や施工中の現場を見てきました。 家づくり学校での接客経験を生かし、本当に知りたい、リアルな情報を第三者目線からお届けします。 気になることや聞いてみたいこと、何でもお気軽にご相談ください！

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