注文住宅・建築実例 | 山梨の工務店

昭和の雰囲気を大切にした長屋リノベーション

2025.08.20 IROHA CRAFT/株式会社アトリエいろは一級建築士事務所

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失われかけた長屋と貸家を再生

戦後間もない頃に建てられ、小料理屋が軒を連ねていた長屋と貸家。女将たちが一人で切り盛りし、共同の炊事場や銭湯を利用するなど、古き良き昭和の歴史が刻まれた場所でした。しかし、ここ十数年は1店舗のみの営業で新たな住居者もいない状態。老朽化による取り壊しの危機に瀕するなか、この場所を再生するプロジェクトが始まりました。

かつては長屋の背後に同時期に建てられた木造2階建てがあり、その1階と2階を分けて貸家とし、中庭に共同の炊事場を設けていたそうです。

歴史を生かし、現代に息づく空間へ

「アメリカヤ」から徒歩30秒という好立地にあるこの長屋と貸家を「IROHA CRAFT」が丸ごと借り上げ、「アメリカヤ横丁」としてリノベーション。築70年の建物の構造補強や防水、インフラ整備はもちろん、傷んだ水回りをすべて交換し、一部間取りも変更。昭和の面影を残しつつ、現代のニーズに合わせた快適な空間に生まれ変わりました。

構造・防水・インフラなどの建物管理責任をそっくり含めて、10年間の賃貸をすることに。

人と人、地域をつなぐ新たな交流拠点

着工と同時に入居募集を開始したところ、わずか2ヵ月で全テナントが決定し、無事グランドオープンを迎えることができました。「アメリカヤ横丁」は、昭和を知らない若い世代には当時の賑わいや人との温かなつながりを、そして昭和の時代をたくましく生きてきた年配の方々には懐かしい思い出を語り合える場として、これからも地域に親しまれる存在を目指しています。

着工からわずか2ヶ月で全テナントが決定。新たな飲食店が軒を連ね活気に満ちています。

韮崎市「アメリカヤ横丁」

建築工法	木造軸組工法

延床面積	178.46㎡（53.98坪）

この家のデザイン・特徴

伝統和風昭和レトロ中庭リノベーション古民家再生照明計画 2階建て

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この記事を書いたIETOリポーター

住宅情報誌の発行に携わり、約15年。これまでに約1,000棟のお家を取材しました。工務店のすてきな家づくりを皆さまに知ってほしい、後悔のない家づくりをしてほしい、そんな思いで紹介しています。工務店には直接聞きづらいことも、お気軽にお問い合わせください！

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工務店情報

シンプルカフェヴィンテージアンティーク造作家具デザインリノベーション自社一貫受賞有コスパが良い

住所	韮崎市中央町10-17 アメリカヤビル4F
電話番号	0551-45-7162
営業時間	9：00 ～ 18：00
定休日	不定休
エリア	山梨県内全域（一部地域を除く）、長野県の一部
設立	2010年
従業員数	8名